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読書の秋
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朝晩、そして日中もずいぶんと涼しくなってきました。
夏の名残は、ときどき聞こえるつくつくぼうしの声だけ。
毎2週間のお楽しみ、図書館本。
友達に薦められていた、スペードの3を読了。
女性特有の陰湿な雰囲気、自分を優位にみせるためについたうそに縛られる閉塞感。
小学校の教室から始まる女子の世界…。
これを書いたのが男性作家だなんて。
今読んでるのは、西加奈子さんの 『 きりこについて 』
憎めないきりこと猫のラムセス2世、思わずふふっと笑っちゃう。
ぶす!と言われ忌み嫌われるきりこ、ひとりと猫の世界に浸る彼女を見守る、優しい両親と親友ラムセス2世。
ラストが気になる~。



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甘糟りり子さん、初読み。 『 産む、産まない、産めない 』 読了。
子供を持つか持たないか、それぞれの事情を抱えた女性たちの、切実な選択を切り取る短編集。
ずしりとくるテーマだけれど、読後感はよかった。
確かに選ぶのは女性かもしれない。
でも いっしょに考えてほしい。 パートナーの男性はもちろん、社会全体としても。

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佐倉淳一さん初読み、『 明日 』 読了。
小学2年生の翔太は感情をコントロールしたり、人との会話や空気を読むことが難しく、
教室を飛び出したり、家出したり…
うまく導けないと悩む担任、自分を攻め続け 心が折れる寸前の母親、適切な施設での診断をと暗に勧める学校。
子供の行動は相互作用。
周り、特にいちばん近くにいる親の心理状態や言動で、目の前にいる子供はかわっていく。
担任か?親か?学校か? 誰が悪いわけでもない。 ましてやその子が悪いことなんかない。 やり方が悪いだけ。
響く言葉がたくさん。

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喪失と再生のものがたり。 
親しすぎる関係に甘えきり、ないがしろにしている恐ろしさ。

『 愛するべき日々に、愛することを怠ったことの代償は小さくはない。
俺たちはふたりとも、生きている時間というものをなめてたね。 』

人のずるさや弱さがひしひしと。 映画でのキャストがすごくすごく気になる!

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大事にとっておいた図書カードで、好きな本をまとめ買い。
毎年、お義母さんがわたしの誕生月にプレゼントしてくれます。
有元葉子さんの 料理のコツは、いつか絶対買おう!と思ってたモノ。
銀色夏生さんのエッセイ、つれづれノートは、大好きな本友ホントモ(本のはなしならずっとしてられる親友)の奨めで
①巻から少しずつ集めて読み進めてるけど(今、19巻まで読んでます)
最新刊をめくったら 我慢できず購入。
つれづれノートの言葉集はいつもかばんに入れておきたい1冊。 
占いみたいに ぱっと広げて読むもよし。 これは何巻の言葉だったっけ?と本棚をごそごそするのも楽しい。
クレアの読書特集は、毎年毎年買ってしまうのです。(笑)

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これも図書館で借りてきた本、高山なおみさんの十八番リレーがおもしろい!
対談式になったレシピ本で、料理のちょっとした、でも大事なコツが随所に。
読み物としてわくわくします。 自分の本棚にほしいくらい。
by chocolat-au-choco | 2015-09-12 14:02 | 読書メモ


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